大内神社 No,1
御祭神:大山津見神(大山祇神)、大市比売神、木花之佐久夜毘売神(木花佐久夜姫神)、大香山戸臣神。
主要建物:本殿・幣殿・釣殿(神楽殿(かぐらでん)・拝殿・社門・随身門・社務所)。
摂末社:竹内稲荷神社、虫除神社、大酒神社、牛神社、総神社、天神社、金刀比羅宮、八幡宮、荒神社、稲荷神社、須賀神社
境内社:香登招魂社
その他:南西の一角に香登一里塚の碑と、百度石。
由緒:旧郷社で、岡山県神社誌によれば、
創建年代不詳。
大宝年中香登臣秦大兄が修繕をしたと社記にあるので、千二百五十年以前の創建であろう。
備前国内神名帳に、正二位大内神社、その他の神名帳に、従二位大内大明神、四社大明神、春日四社大明神、大内神社等とある。
明治二年官許を得て名称を大内神社と定めた。
明治五年、郷社に列した。
大正十年十月に神饌幣帛料供進神社に指定せられた。
大内神社本殿
大内神社は、元禄16年(1703)以前に創建されたものと認められる。
このことは、弘安8年(1285)の備前国百廿八社神位付神名帳の和気郡九社の中に正二位大内大明神とあり、
そのほか応永31年(1424)の古社取調書や明応4年(1495)の神名記に大内大明神の神名が記されているうえ、
宝物の一つに、延宝5年(1677)正月、香登小橋藤吉寄附と記した木製金泥塗の高麗犬一対があることでも明らかである。
本殿は、棟札によると元禄16年(1703)の建築で、檜皮葺、流れ造り三間社である。
2本の丸柱を建てて内々陣をつくり、平面的には、中世的な性格をもったものである。
妻の部分は、二重虹梁、大瓶束、蟇股、支輪を使用して、美しい構成になっており、江戸中期に完成された三間社神社建築である。
狛犬
境内の狛犬は、(石工・岡田豊吉 明治29年(1896)丙申10月建立)
荒神社、稲荷神社、須賀神社を護る狛犬は、明治40年生まれ
フリーBGM・MusMusu「tw025君が眠るための即興曲」
撮影日:2017,09,03
カメラ:CASIO EX ZR850
解説
随身門:守護神像を左右に安置した神社の門。この二神は閽神(かどもりのかみ)あるいは看督長(かどおさ)といわれ、俗に矢大臣・左大臣と称される。
虫除神社: ・豊受大神;トヨウケビメは、日本神話に登場する神である。 豊受大神宮(伊勢神宮外宮)に奉祀される豊受大神として知られている ・御年神;須佐之男命(すさのおのみこと)の子孫で,大年(おおとしの)神と香用比売(かよひめ)の間に生まれた神。穀物神としてまつられた。
大酒神社:香山戸臣神;(カグヤマトミ神)は大年神(オオトシ神)と天知迦流美豆比売(アメチカルミズヒメ)の間に生まれた神の1柱
牛神社:保食神(うけもちのかみ);イザナギとイザナミが結ばれて生まれた神のひとり。穀物・食物を司る神様。
総神社:
・宇多天皇;平安前期の天皇。亭子院帝(ていじいんのみかど),寛平(かんぴょう)法皇とも。光孝天皇の皇子。887年即位,897年まで在位。
・大内神;香登の大内神社
・岩長姫神;大山祗神(オオヤマツミノカミ)の娘神の一人。岩のように長い命、永久不変の象徴で、容姿も岩のように醜かったとされる。(石長姫)
・大滝神;
・天津神;高天原にいる神々、または高天原から天降った神々の総称
・國津神;地に現れた神々の総称
・宇受売;アメノウズメ(アマノウズメ)は、日本神話に登場する神。「岩戸隠れ」の伝説などに登場する芸能の女神
・阿須波神;阿須波神は大年神の御子神。
・熊野神社;熊野三山の祭神の勧請を受けた神社である。
天神社:菅原道真
保食神:食物全般の神。稲の神である稲荷神と同神として、稲荷神社に祀られることが多い
八幡宮:応神天皇
荒神社:奥津彦・奥津媛神;奥津は、カマドの下の燃え残りをオキまたはオキ火ということから生れたと思われ、大戸の戸は、竃をヘッツイという、そのへであり、ともに竃の神。
稲荷神社:倉稲魂神
須賀神社:(祇園神社(ぎおんじんじゃ)):素戔嗚命
金刀比羅宮:大物主命 ※大物主神は大国主のもう一つの姿であるということから大黒天として祀られることもある
コメント
コメントを投稿